「ダイヤモンドは永遠の輝き」というキャッチコピーを聞いたことのある人も少なくないと思います。これはイギリスのダイヤモンドを専門に扱うデビアス社が考えたものです。ここでは、デビアス社に関するさまざまな情報をまとめています。是非最後までご覧ください。
ダイヤモンドの世界的企業デビアス
ダイヤの価値を動かしているのは、国でしょうかそれとも消費者?いいえ、英国にある企業デビアス社です。デビアス社は1888年にセシル・ローズが創設しました。ダイヤモンドはマントルから噴き出した岩石が急激に冷えてできたものです。ダイヤは燃えやすいため、地表に出る際に大部分は蒸発し、残るダイヤはアフリカやロシアの一部でしか採掘できませんでした。セシル・ローズは主に南アフリカのダイヤモンド鉱山を次々に傘下に収め、ダイヤモンドを集約することに成功。19世紀末には世界シェアの90%がデビアス社の参加にありました。
デビアスのブランディング戦略がスゴイ
多くの女性があこがれるダイヤモンド。「A diamond is forever」を翻訳した「ダイヤモンドは永遠の輝き」という言葉を聞いたことはありませんか。これは、ダイヤモンドを根付かせるために、開始したキャンペーンでしたが、数年後一つの問題が起こります。それは、いくらくらいのものを買ったらいいかわからないという素朴な疑問でした。そこで、デビアス社が出した戦略が「婚約指輪は給料の2か月分」です。この文化が始まったのは1970年代と、わりと近年に知られたものです。アメリカ合衆国から日本にシェアを伸ばした時も同じ戦略を用い大成功をしています。(※日本では給料の3か月分)
デビアスは人工ダイアモンドブランドも扱っている
デビアス社は天然物だけでなく人工ダイヤモンドも自社製品に取り入れています。人工ダイヤモンドと聞くと安いキラキラしたダイヤを思い描きがちですが、見た目、硬さ、輝きとも天然物に負けません。むしろ今人工ダイヤに参入することで、天然ダイヤに手が届かない層のハートをがっちりつかみながら、デビアスの商品アピールにもつなげていこうと試みているのです。人工ダイヤモンドの開発は社外秘として進められ、現在では専門ブランドLightboxを立ち上げています。
デビアスブランドのダイヤモンドは買取専門店で
基本的にダイヤモンドはカラー、透明度、カラット、クラリティ―で評価されます。デビアス以外が扱うダイヤモンドは、透明度やカラーに問題があり、購入した時の価格より買取金額は下がってしまいます。しかし、デビアスの場合4つの要素をクリアしているため、買取価格も高くなるでしょう。ダイヤを高額で買取ってもらうなら、実績のあるブランドや貴金属の鑑定士が常駐している買取専門店で査定を依頼してください。