IT系介護業界
介護業界で人材が不足していると言われてかなりの時間が経過しています。
介護業界といえば、3K(キツイ、汚い、給料が安い)
の3条件が揃った働きにくい場所というイメージが強くなってしまっていますが、
それを根底から覆そうとしているのが、株式会社ケアリッツアンドパートナーズという企業です。
社長である宮本剛宏氏は、もともとITコンサルティング会社出身の人でしたが、
介護業界での不正やひどい労働実態などを知るにいたり、未経験の介護分野での会社設立をした非常に珍しい人です。
株式会社ケアリッツ・アンド・パートナーズ
株式会社ケアリッツアンドパートナーズで行なっている業務内容は
「介護事業全般」に関わるもので、特に訪問介護での業務を充実させています。
他にもIT系出身者らしくシステム開発事業を行い、
更に介護人材を確保するための求人サイトも運営しています。
他の業界においては当たり前のように使われているITツールですが、
実はこの2012年の現在においても介護の分野ではかなり導入が遅れています。
連絡のためにFAXがメインに使われていることも多く、
ITどころかメールのような初歩的な機能すら業務内容として組み込まれていることが少ないというのが実態なのです。
そこに特化するサービスを作るべく、
株式会社ケアリッツアンドパートナーズでは、
ITツールと介護という2つの事業をうまく使いこなすことのできる人材を優先的に集めています。
社長の言う株式会社ケアリッツアンドパートナーズの強みもまさに
その「質の高い人材」と「IT部隊」であるといい、
そのために同業他社に比べて高めの給与水準を確保しているといいます。
さらに、キツイ介護の現場での仕事を軽くするための提案もされており、
働くスタッフの確保にもかなり力を入れているところと言うことができます。
社長自らも自転車で介護の現場を回っているといい、
1日に5~6件はこなしているということです。
今後はもっと自主性の高い人材を集めたいと宣言をしており、
人間力の高い人を希望していると言います。
介護は基本的に高齢者である人のコミュニケーションの現場でもあるので、
協調性やチーム力、さらに話の聞き上手な人が好ましいということです。
2013年までには訪問・居宅介護事業を30事業所まで増やしたいとしていて、
デイサービスや施設事業の拡大もはかる予定があるといいます。
時代が進むことで高齢人口も増えていくことになるので、
より一層の発展や活躍が望める企業のようです。