アニメーション制作企業
CGやデジタルアニメーションというと、一見華やかな仕事のように思えますが、
実際に行われる作業は非常に地味で根気が必要なものとなっています。
そのため、専門学校などを出て一度はCG系などの仕事についたものの、
長続きさせることができず短期間で転職をしてしまうような人もかなりの数になってしまっています。
また、CG制作系の会社全体も、
流行に乗って一時的に大量に創立されたものの数年が経過しても
営業を継続させることができないでいることもよくあります。
CGやデジタルアニメーション系の仕事を担う企業においては、
技術力はもとより仕事に対しての熱意や継続力がなければかなり厳しいのが現状であると言えます。
そんな厳しい業界内においても着実に成長を続けているのが株式会社NACです。
株式会社NAC
株式会社NACは2006年創立されたコンピューター・グラフィックスの
受託制作などをメイン事業として行う企業となっています。
社長である対馬健司氏は全く別の職務を行う企業に一度入社をしたものの、
後に独学でCGを学んで株式会社NACを設立しました。
もともとはゲーム開発会社での仕事をされてきた方のようですが、
株式会社NACではコンピューター・グラフィックスを使った映像制作を幅広く取り扱っているようです。
2010年・2011年の注目企業50(毎日新聞デジタル)に連続ノミネートされており、
今後も事業内容を成長させていくことができるのではないかと大きな期待を受けています。
社長の弁によると、コンピューター・グラフィックス業界においては、
ここ数年受注件数が増えているのはパチンコ遊技機でのデジタル映像制作や、
大手ゼネコンの安全教育ビデオだといいます。
安全教育ビデオというのは、例えば高所からの落下や関電・爆破事故など、
人間に現場再現をさせることができない状況についての説明を行うものです。
最近では映画などエンターテインメント作品でもスタントマンを使わずCGで代替させることも多くなっていますが、
人間の動きに酷似したグラフィックアニメーションの需要は今後も増え続けてゆくのではないかと思われます。
今後はSNSでのゲームに使用するアニメーションの制作が増えるのではないかとも予想されています。
CGが好きであると明言する社長が率いる、
株式会社NACは今後も時代の変化に合わせてすばらしいCGなどグラフィックアニメーションの多くを制作し、
成長をしていくことでしょう。